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チットララーダビラ宮殿
 チットララーダビラ宮殿はバジラブッチ王(ラマ6世)の支配において1913年にできました。この宮殿はラマ6世の個人的な場所として使われました。場所はバンコク市内ドゥシット地区にあります。現在ではプミポンアドンヤデート陛下王の官邸となっています。広さは395ライ(158エーカー)で、建設物はヨーロッパスタイルとなっています。敷地の四方向は全て掘に囲まれています。

 国王陛下は、自ら農業における実験的なプロジェクトを当地内で行い、タイ農業に大きな影響を与えています。この実験農園は、国王住居の中では世界初の実験的な農場場所となりました。国王の実験は米栽培に限らず、乳牛飼育や養魚、林業等にまで及んでいます。
カイカングウォン宮殿
 プラジャヒポック王(ラマ7世)は、避暑時におけるラムハイバルニ女王のためにプラチュアップキリカン郡にカイカングウォン宮殿を建設しました。建設工事は1926年10月から始まって1933年に完成しました。広さは300ライ(120エーカー)の広さがあります。

 この宮殿は4つの建物より構成されており、建設物は地中海スタイルで飾られます。最も有名な建物はピウムサックと言い、国王と女王の住居建物です。ラーマ7世と王女はこの宮殿が大変お気に入りでした。その人は毎年特定の期間をそこで過ごしました。もちろん現国王ラマ9世(プミポンアドンヤデート陛下王)も大変お気に入りで、殆どこの宮殿に居住されています。
プパン宮殿
 サコンナコン県のプパン山脈に位置しており、国王が東北地方(イサーン地方)への訪問時のために休養居住する場所として建設されました。建設工事は1974年10月から始まって、1975年に完成しました。

 プパン宮殿は西洋スタイルの建物ですが、いたってシンプルな建築物となっています。敷地内には多種多様の植物を配置して、森の中のイメージとなっています。

 この宮殿は女王が自ら指揮する地域のためのサポートセンターとなっており、特に絹生産と絹織物についての活動拠点となっています。地域住民はこの場所を中心に絹産業を活発化させ、更なる技術を向上させるために技術指導や絹コンテストを開催しています。このコンテストは絹フェスティバルの一部として毎年11月に開催されています。
ダクシン宮殿
 この宮殿はタイの南部ナラティワート県にあり、国王のタイ南部での居住地として使用されています。この地はタイ湾に隣接しておりタンヤン山の麓に位置しています。

 この宮殿は、地元の人々の住居形式である石造りとなっています。国王陛下は、宮殿が地元の家と調和してあることを望みました。宮殿は1973年に建設され、クラウン局より一流の建築家とエンジニアによって設計されました。

 宮殿構内は、多くの石・木・植物が設置され、その様式はダクシン宮殿のシンボルになっています。この宮殿が国立公園と隣接しているために、時に野生動物が食物と水を捜して宮殿構内で見つかる事があります。国王陛下は、この隣接する保安林での生態系を維持するために、自然の生息地に鹿を解き放しました。
ブビング宮殿
 この宮殿はタイ北部、チャンマイ北部メイピン川の西部に位置しています。この地はドイステーブ国立公園となっており、種々雑多な森から成ります。公園で最も高い山は海抜1,601mで、宮殿は1,500メートルの地にあります。この宮殿は1961年に建設されました。初期建築物は国王住居と主に外国の高官等のためのゲストハウスが建設されました。他の建物は後で建設されたものです。建築様式は丸太小屋スタイルで、特にユーカリノキ材を多用しています。

 宮殿は美しく飾られた庭に囲まれおり、シナギク・カーネーション・バラ・ランが多数栽培されています。
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